昨日、お隣でご近所さんが集まってバーベキュー・パーティがあった。
何分、田舎なので皆、気取ることなく、とても気さくだ。
都会のパーティと違い、日々の田舎生活の知恵に関する情報交換、ご近所のゴシップなど、新参者にはとても有用な情報をいただく。特にオーストラリアのブッシュにはヘビが多いので、どういう所に生息して、見つけたらどう対処するのか、など私には驚くような話ばかりで、目を丸くして聞いている。
うちのお隣の家とは、後ろと右横に2軒ある。お隣と言っても、400-500メートルくらいは離れている。
このバーベキュ・パーティは右横の家で行われた。
このお隣はブーメラン(Boomerangs)というセルフケータリング式のコテージを経営している。
5年前に私たちはこのブーメランに泊まり、コテージのユニークさと周囲の景色の素晴らしさに感動し、即ここに家が欲しくなり土地探しを始めた。
もしグレートオーシャンロードに来る機会があったら、一度はブーメランに宿泊することをぜひお勧めする。ちょっと料金は高いけど、それだけ払っても泊まる価値はあるコテージだ。
何故ブーメラという名前かというと、コテージそのものがブーメラン形をしているからなのだ。部屋のあちこちにもブーメランにまつわる装飾がされている。
ブーメランのオーナーのマークとロズ。
マークはオージー、ロズは英国人。二人は英語教師として80年代の終わりに来日し、愛知県の公立学校に赴任した。学校は違っていたものの、同じ県内の英語教師ということで知り合い、付き合い始めた。二人とも日本が好きで学校の任期が終えても県内の豊田市に移り、トヨタカンパニーで英語を教えるなどして、合計7-8年、日本に住んでいたそうだ。なので、二人とも日本語が話せる。とくにロズはとても流暢(もう恥ずかしいのか、私とは基本的に英語で話すのだけど・・・)。学校ではロズという名前から「バラ(薔薇)ちゃん」と呼ばれていたそうだ。二人は結婚しオーストラリアに住居を構えた。マークがサーフィン好きだったので、サーフィンで有名なジョハナの土地を買い、そこでコテージの建設を14年くらい前に始めた。ブーメランのコテージはとても個性的な作りなのだが、デザインしたのはなんと日本の友人の建築士だそうだ。
二人の家の中には日本の思い出が多くある。
夕ご飯のごちそうにお好み焼きとかを作ってくれたこともある。
庭には日本の庭園を思わせるような赤い橋を作り、横にはもみじなど、日本の植物が植えてある。
で、この間も話した私のリハビリ療法士のハナちゃんのパパとママはマークとロズなのです。
ハナとは、ジョハナの「ハナ」から取ったのだそうです。
日本好きな二人がお隣にいて、ここの生活で少しはホームシックから開放されるかも・・・。
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