2010年12月5日日曜日

驚きの多機能

最近、炊飯器が壊れたので新しく買い換えた。
フランスでは満足する機能のお釜がなかったので、あちこち探してやっとイギリスでそれなりの物をみつけた。こちらでも炊飯器自体はたくさん売っているが、もう日本では見ないようなかなり時代遅れのデザインや機能だったりする。やっぱり炊飯器は日本のメーカーが世界一だと思う。

新しくキッチンに登場した炊飯器はサンヨーの5合炊き。二人世帯にはちょっと大きいが、このサイズしかなかったので、大は小を兼ねると思って買った。

さっそく使おうとして説明書を見てびっくり。
信じられないような機能がある・・・・
まず、白米は当然のこと炊けるが、お粥機能がないかわりにリゾットのボタンがあるのはさすが欧州仕様。また白米だけでなく、ブラウンライス(玄米とか)も炊けるようになっている。
そして、炊飯器は蒸し器の代わりにもなっていた。写真の手前の白い網は野菜などを蒸す際に使うトレー。煮込みもできるらしくシチュー用のボタンまである。さらにさらに驚いたのは、ヨーグルトまで作れるそうだ!

一体、炊飯器はどの次元まで進化するのだろう。
Mon mari は「そのうち、チップス(ポテトフライ)も作れるようになるんじゃない?」と期待をこめて語っていた。確かにこの分でいくと、将来は魚フライ(フィシュ・アンド・チップス?)、コロッケや唐揚げとかも作れる炊飯器が登場してもおかしくない。しかし便利とは言え、一つ のお釜で炊く、蒸す、煮る、揚げるの全てを調理するようになったら、油や香辛料などが付着して従来の白米の香りや風味が損なわれる気がする。

随分前に日本のテレビ番組で、炊飯器一つで生活の全てをこなしている大学生が紹介されていた。その人は、白米だけでなく、味噌汁、煮込み料理(肉じゃがとか)などのおかずも炊飯器で作るので他の調理器がいらないと豪語していた。さらに驚いたことにお釜に下着や靴下を入れて洗濯もしているとか。食べものと汚れ物を一緒の釜で扱うなんて言語道断だが、貧乏学生の彼によると、炊飯器は生活を支える重要な万能機だそうだ。

多機能はそれなりに便利だが、私は野菜を蒸したりシチューまで作る気はしない。
やっぱり炊飯器はお米を炊くだけの機械であってほしい。

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