2011年1月2日日曜日

新年の労働靴

新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

私たちの大晦日と新年はとてつもなくフツーの日で、お祝いする雰囲気は全くなかった。とにかく毎日、野良仕事や家の仕上げにまつわる労働に明け暮れる日々だった。

庭は草が生い茂って、トカゲやヘビなんかもいるかもしれないと思い、いつも長靴で作業していた。でも過酷なオーストラリアの土地で労働するには長靴では足を十分に保護できない。


そこでMon mari がクリスマス・プレゼントに「オージーのための労働ブーツ」を買って来た。
このやたら目立つ紫色のブーツ、うちに家電を配送してくれたおじさんが履いていた。最初、なんと趣味の悪い色なのかと思って話を聞いたら、これは、Purple Boot Brigade といって、このブーツの売り上げの30ドルが乳がん財団に寄付されるとかで、巷の労働者の間には結構、流行っているらしい。
いかつい身体で髭を生やし、ドスの効いた声を出す労働者のおじさんたちが紫色のブーツを履いて「オイラも女性のガン撲滅を支援しているんだゼ!」と言うと、ちょっと笑っちゃうけど、心が温まる感じもする。

このブーツのもうひとつの特徴はSteel Toe Capと言って、つま先に硬い金属が埋め込まれており、何十キロという重い物体を間違って足元に落としても足に怪我がないように作られていることである。金属が入っていてもブーツは意外に軽くて履きやすい。さすが、過酷な作業をする労働者の靴。
物を足に落とすだけでなく、これならヘビに噛まれる心配もないだろう。

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