2009年9月30日水曜日

パリ式引越し

前回のバイク事件から少し気を取り戻して・・・ 今日は、朝の窓から見えたパリの一風景。

パリはアパートの街である。市内で1軒屋というのはほとんどお目にかかれない。古い建物も多く、エレーベーターがなかったり、あっても昔のジャバラ式の2人くらいしか乗れない小さいものである。我が家のアパートは70年代の比較的新しい建物だが、エレベーターには3-4人しか乗れない。大きな物をエレベーターで運ぶのは不可能である。
なので、パリのアパートに住む人の引越しは大変、というか工夫が必要。
上の写真は、うちの後ろのアパートの今朝の引越し風景。中から物を運ぶのでなく、外から長ーいはしごを窓まで延ばして、荷物や家具を電動リフトで降ろす。この風景、他の都市ではあまり見られないパリ独自の引越しスタイル。日本やイギリスでも見たことない。

下の写真は地上風景。冷蔵庫の上で退屈そうに荷物を待っているお兄さん。トラックに立っているお兄さんも「早く降ろせよ・・・」と言わんばかりのポーズ。


大きい本箱だ。よいしょ、よいしょ、落とさないでね~。


無事、降下開始。しっかり、下で受け止められた。2時間くらいで全て終了。
パリ式効率的な引越し方法。
これぞIndigenous Knowledge and Technology (先住民の知恵と技術!)。

0 件のコメント: