2010年1月29日金曜日

世界都市ランキング

今日、世界で一番美しい都市ベスト12というのがフォーブス誌で発表されたという記事を目にした。それによると・・・

1位  パリ(仏) 
2位  バンクーバー(加) 
3位  シドニー (豪)
4位  フィレンツェ (伊)
5位  ベニス (伊)
6位  ケープタウン(南ア)
7位  サンフランシスコ(米)
8位  シカゴ(米)
9位  ニューヨーク(米)
10位 ロンドン(英)
11位 ケンブリッジ(英)
12位 東京(日)

パリは特に凱旋門、エッフェル塔が高い評価を得たとか・・・  
うーん、そうなのかなぁ。ちょっとミーハー的な感じもする。パリではセーヌ川沿いにあるオルセー美術館とかの方が絶対に素敵だと思うけど。
ベニスやケンブリッジなど中世の雰囲気が漂う街は同感。
しかし東京が何故?東京といっても皇居、東京タワー、桜が評価の対象らしいが、何故東京タワーが?
あれはパリのエッフェル塔を真似て作られたと聞いたけど・・・

もうひとつ、世界の住みやすい都市ランキングというのがある。エコノミスト誌のIntelligence Unitが毎年出している。これは上の美しさランキングとはうって変わる。2009年のスコアでは・・・

1位 バンクーバー(加)
2位 ウィーン(オーストリア)
3位 メルボルン(豪)
4位 トロント(加)
5位 パース(豪)
6位 カルガリー(加)
7位 ヘルシンキ(フィンランド)
8位 ジュネーブ(スイス)
9位 シドニー(豪)
10位 チューリッヒ(スイス)
・・・・
最下位 140位 ハラレ(ジンバブエ)

パリが入ってないところは不思議と納得。でもこれってオーストラリア、カナダ、スイスに偏っている。
それと物価はかなり高そうなので、お金がある人にとって住みやすい街なのかもしれない。悪いけど、ヘルシンキなんて住みたくない、冬の日照時間は5時間くらいと聞いた。

ところがこの住みやすさランキング、格付け会社の設定する指標によってかなり異なる。
ちなみにニューヨークにある、Mercer Human Resource Consultingという会社が出している評価だと・・・

1位 チューリッヒ
2位 ジュネーブ
3位 バンクーバー
3位 ウィーン
5位 オークランド(ニュージーランド)
5位 デュッセルドルフ(独)
7位 フランクフルト
8位 ミュンヘン
9位 ベルン(独)
10位 シドニー

ドイツが4つも入っているのはちょっと偏りがある・・・

もう一つ、驚くのがカナダのMonocleという会社が出している住みやすさランキング・・・

1位 チューリッヒ
2位 コペンハーゲン(デンマーク)
3位 東京
4位 ミュンヘン
5位 ヘルシンキ
6位 ストックホルム(スウェーデン)
7位 ウィーン
8位 パリ
9位 メルボルン
10位 ベルリン

東京が3位?パリがメルボルンより住みやすい?
実際に住んだ人間としてはかなりこれは疑わしい評価である。
使っている指標はそれぞれの会社により違うので当然、結果も異なるが、でもMercerではパリは33位、東京は35位なのにMonocleでは両国はいきなりトップ10入りする。

ということで、住みやすさを客観的に評価するのは難しいことがわかった。そして住みやすさとは個人が追求する優先順位により異なるのではないでしょうか。
私としては、太陽がなるべく長くあたるところで物価が比較的安いところがまず第一の条件かな。なので北欧、スイスやカナダはありえない。
バリ島のウブドあたりに一度(一生ではない!)住んでみたい・・・

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