2010年9月28日火曜日

東西の十字路から

昨日からトルコのイスタンブールに来ている。
今日から、NGOの開発援助の効果に関して議論する世界大会が始まり、私も一応日本の代表として参加している。
総勢、200名近く、81カ国、141団体が一堂に集まっている。
普段会うことのない国のNGOの人たちと3日間を共ににし、色々な話をするのはすごくおもしろい。
プラス、NGOを支援しているドナー国、国連、世界銀行の人たちも来ている。
ドナー国は主に、アメリカ、ヨーロッパ諸国の政府機関なのだが、いつもこういうNGOとの対話の場には日本政府は来ない。主催者も招待状を出しても、日本は出欠の返事もしないことがあったりしたので、段々と呼ばれなくなっているのだと思う。そもそも、日本政府はこういう場に参加して市民社会と一緒に考えて議論することにまったく興味がないようでとても残念だ。

しかし、国際的な会議に出ていつも思うのが、自分も含めて日本人はやっぱり発言するのは得意でない。用意した紙を棒読みするのは得意だが、即興で自分の意見を他人の話の間にどんどん入れて伝えていくのはかなりの経験と技がいる。私も最近はずうずうしく割り込みができるようになったが、最初はドキドキで何もいえなかった。とにかく何かを言わねばならない、というプレッシャーで潰されそうだった。

通訳の米原万理さんが、「国際会議でインド人を黙らせて日本人に語らせることができたら、議長として大成功」と言っていたが、本当にその通りだと思う。
この会議、まだ2日間続くが、議長にそう思わせないように必死になっている自分がおかしく思える。
とにかくがんばろう・・・

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