2009年12月8日火曜日

中東パワーに買われる英国

先週末はMon mari の仕事のお付き合いでケンブリッジの友人宅を訪ねた。
ケンブリッジは2度ほど来たことがあるが、大学を中心に未だ中世の雰囲気がムンムン漂うところと思っていた。ところが、友人が住むアパートに来たら仰天。町並みに似合わない近代的なビルがドンと建っている。およそ英国人の趣味ではない。
実はこの建物の所有者、何と中東の「カタール王子」なんだそうである。お金がジャブジャブ余って使い道にこまっているのか時々英国にお買い物に来るらしく、たまたまケンブリッジを訪問したらここを気に入ったとかで、地元の不動産Developer に「僕、この土地買うよ」といって、後はご覧の通りの建物ができたとか・・・ 
英国の資産は中東とかロシアの人たちにどんどん買い上げられているそうで、英国人はなんとも複雑な心境だろう。

明るくきれいな玄関ホール。コンシェルジュの女性と、施設管理のおじさまが一生懸命働いていた。使用人は中東系でなく全員白人系英国人。

中庭も広くて整然としているが、何か無機的でキャラクターに欠けている。アメリカのコンドミニアムを思い出させる。

友人は、Mon mari のプロジェクトで、コンサルタントとして手伝ってくれているアンドリュー君。彼はケンブリッジ大学と大学院を卒業した超エリートだが大企業には就職せず、Engineers Without Boarders (国境なき技師たち)というNGOで働いている。途上国への技術移転やエンジニアを育成するためのトレーニングを行なっている。アンドリュー君宅のリビングで二人が締め切り直前の仕事を必死で終えようとしている姿です。

0 件のコメント: