最近、フランス語の勉強を再開した。
買い物やレストランの食事での最低の会話はできるが、それ以上の進歩がなく停滞してる。
先週、私の住むアパートの住民たちが集まって親睦パーティが下のお庭で開催されて参加したが、私は単語をつなげるだけの会話に終始したので、やはりもう少し人間らしいフランス語会話を身につけなくてはいけないと痛感した。
特に発音をきちんと習得したくなった。あの独特なフレンチの響きにいまだ憧れている・・・
近所に個人レッスンをしてくれる先生をみつけて週二回通ってる。
先生の家は高層アパートの12階。
先日、そのアパートのエレベーターに乗ったときのこと。
私がエレベーターに入ったら、1人の女性がいた。
彼女は「何階へ?(A quel étage?)」と聞いた。
私は「12階をお願いします(Douzième étage, s'il vous plaît.)」と言った。 そしたらその女性は「え、このエレベーターは高層階行きなので2階へは止まらないわよ」と言った。
一瞬私は混乱したが、ボタンを見て「12(Douze)なんです」と言ってボタンを押した。
そしたら女性が大笑い。
「ああ、2階(Deuxième)でなくて12(Douzième) なのね、あなた発音が違うのよ」と言ってその違いを説明してくれた。
しかし、単語のつづりもほとんど似ていて、どう考えても私にとっては発音も同じ「ドゥージエンム」にしか聞こえない。
さっそく先生の所に行ってこの笑い話をしたら、先生は丁寧に口の動きを示して教えてくれた。どうも舌の位置と口のとがらせ方が違うらしい。
とは言え、まだ何となくわかったようでわからないのだが、感覚的には2階が「ドゥジエンム」で、12階が「ドゥージエンム」とおちょぼ口で発音するようである。
いやいや、フランス語の発音は本当に難しい。
先生は昔、日本のアリアンス・フランセーズでも教えていた経験があり、日本語は「アイウエオ」の発音だけで口をあまり動かさない言語だけど、フランス語は思いっきり口の筋肉を使う言語なのよ、と教えてくれた。ということで、このごろは体のエクササイズとともに、口のマッスル・エクササイズも毎日の日課にしている。
0 件のコメント:
コメントを投稿