2010年4月27日火曜日

バカな私

何故か急に童心に返り、「観覧車」に乗りたくなった。
15分待って、ワクワク、ドキドキ、「わーい、マンチェスターが一望できるな~」と、脳天気になり、喜び勇んでカプセルに飛び乗った。

しばらくしたら急に気分が悪くなった・・・ なんで?
ふと我に返り、自分が「高所恐怖症」であることを思い出した。
「あ~、私のバカ、バカ !!!」と叫んでも時すでに遅し。観覧車なんて一番最悪なシチュエーション。
それ以降は地獄の15分間。途中で後続の客を乗せるために、一時停止したが、私のカプセルは運悪く、一番てっぺんで5分くらい止まってしまった。おまけに風があったため、カプセルはゆらゆらとぶらんこのように揺れ恐怖感は倍増。景色を鑑賞するなんて全くできなかったが、一応記念に下を見ないでシャッターを切ったのが下の写真。

昔は高所恐怖症ではなかった。子どものころ、東京タワーとか、新宿の高層ビルとか行って、景色を楽しんだものだ。だが、13年前にバルセロナのサグラダ・ファミリアに行った時、あいにくエレベーターが故障していて、尖塔の上まで階段で行くしかなかった。階段は狭く無事に上まで行ったのはよかったのだが、降りる際に窓から見える景色と、螺旋階段の下を見たら急に恐怖心が沸き、気分が悪くなり、自分が落ちていく感覚に襲われた。それ以来、高所恐怖症になってしまった。
それまで高い所の恐怖心なんて自分に縁もないことで、信じられなかったが、「○○恐怖症」というのは生来のものでなく、あるときの体験でいきなりそうなってしまうことがわかった。

ということで、どんなに素敵なところであっても、東京にあるような高層マンションは絶対に住めないことは確かである。たぶん、高層マンションの人の家に訪ねていくことも難しいだろう。

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