2009年10月24日土曜日

大物は田舎から?

私が滞在しているのは、ウェールズ南部、Swansea (スウォンジー)という町。海と山に囲まれた自然の美しい町。リゾート地で有名だがそれ以外に大きな産業はない。
しかし・・・この小さい田舎町はある有名人の故郷なのである。

その人とは・・・   キャサリン・ゼタ・ジョーンズ。
そう、あの、ハリウッドで有名な美人女優。最初私は、彼女はラテン・アメリカあたりの出身かと思っていたが、実は純粋なウェールズ女性だったのだ。あの大胆な女優の姿と、この小さく素朴な町のイメージがかけ離れていたので正直、信じられなかった。
彼女の両親はまだここに住んでおり、郊外にマイケル・ダグラスとマンション(邸宅)を買って、たまに遊びに来ているらしい。


Swanseaの隣にPort Talbot(ポート・タルボット)という小さい町がある。過去に鉄鋼産業で栄えた地域。昔ほどでないが、今も細々と工場が稼動している。典型的な労働者の町。駅から見える家々の雰囲気から、およそ、お屋敷などは存在しないというのがすぐわかる。
このひなびた町もある有名人を輩出している。

アンソニー・ホプキンズ。
彼もハリウッド映画の名優だが、このような裏さびれた鉄鋼の町で育ったというのは今の姿から想像できない。
余談だが、彼の正確な名前は「アントニー・ホプキンズ」。Anthonyという名前は英国では「アントニー」、アメリカでは「アンソニー」と発音する。ハリウッドで成功するために、アメリカ式の発音の名前に改名したのだろうか・・・?

キャサリンのお父さんはお菓子工場で働いていたそうだ。アンソニーはパン屋の息子だった。
二人とも労働者階級で育ち、親を超えるためにハングリー精神を養い、世界に羽ばたいた、キャサリンとアンソニー、ウェールズ人は彼らをとても誇りにしている。

英国では、こういうひなびた田舎から、大スターや偉人が出現するのだそうだ。

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