2009年10月10日土曜日

女王陛下万歳

オバマ大統領が、ノーベル平和賞を受賞した。
夕食時、テレビを見ながら、Mon mari は「これまではやったことに対してノーベル賞が与えられたけど、これからやろうとしていることに対して賞をあげるのは初めてだな」と、ボツっと言った。ほんと、そうだと思った。
オバマ大統領も戸惑ったに違いない。ちなみに「オファー来て、ノーベル賞って、いりませんって辞退できるの?」とMon mari に聞いたら、一応公表前に「いりますか?」という打診はあるらしい。なので、オバマさんも躊躇しながらも、やっぱり欲しかったんだな、と思った。そりゃ、世界のノーベル賞だものね。

前置きが長くなったが、上の写真はロンドンで買った絵葉書。
今年4月ころにオバマ夫妻が訪英したときの写真。たまたま私も同じ時期にイギリスにいて、セントパンクラス駅のみやげ物屋でこの絵葉書をみつけた。彼らの訪英の数日後に販売されたことから、いかに彼が英国内でも人気者だったかわかる。

で、家に帰ってMon mari にこの写真を見せたら、即反応。

Mon mari:  なんだ、どうして女王がこんなに小さいんだ?

私: 知らない、年とって縮んだのかな、それともオバマ夫妻が異常に大きいのかもしれない。

Mon mari:  こんな縮んだ女王を写すなんて、侮辱的だ。まるでオバマ夫妻が女王を見下ろしているかのようだ!

私: だって、仕方ないじゃない、写す人もそこまで考えなかったんじゃない?まあ、座って写したほうがよかったかもしれないけど。
でもさ、Mon mari は、今までそんなに王室オタクじゃなかったし、結構ロイヤルファミリーに対して色々皮肉言ってたのに、なんで今回はそんなにムキになるの?

Mon mari: Ugh........... (無言)

よく考えたのだが、彼は縮んだ女王のことにこだわっているのでなく、英国と米国の関係を意識したのかもしれない。アメリカ人の方が大きい、としてこの写真を見ると、誇り高い英国人は不愉快なのかもしれない。確かに、背丈というのは力と関係あるから。

そうよね、女王は英国国歌で賛美されている最高位の人。
"God Save our Gracious Queen!” と。

まあ、ともあれ、女王陛下、オバマ大統領、両方とも万歳!

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