2011年6月28日火曜日

不要な服の行方

マークス・アンド・スペンサー(Marks & Spencer)。
英国のデパート。三越みたいな老舗デパートだがもっと地元に密着している。

久しぶりにM&Sに立ち寄って、麻のブラウスを目にした。Made in Indonesiaで、昔住んでいたインドネシアを思いだしてしまい、20%引きのセールということもあり、思わず衝動買い。

よくよく中のタグを見ると、NGOのOxfamの文字が見える。
あれ、これOxfamのフェアトレード商品かしら、と思い、他の商品も色々と見ると、M&Sの全部の服にOxfamマークがついている。タグには、「Recycle with Oxfam」と書いてある。何をどうリサイクルするのかわからないが、とにかくM&SはOxfamと業務提携をしているのは確かだ。

家に帰り、ネットで調べてみたら、こういう仕組みであることがわかった。
いらなくなったM&Sの服をOxramショップに持っていくと、交換に5ポンドのバウチャーがもらえる。この次にM&Sで35ポンド以上買い物をすると、この5ポンドバウチャーが使える。5ポンドの洋服のリサイクルで途上国へ、蚊帳、8人分の安全で衛生な水、教科書5冊が提供できるそうだ。
詳しくはこちらから。

企業のフィランソロピーはどこでも当たり前になっているが、企業が独自でやるより途上国の経験を豊富に持つNGOとパートナーシップを組んでより効果的に行う点では新しい取り組みと言える。

でも日本で、例えば三越が売っている洋服を日本のNGOと連携し、リサイクルして資金を創出する、なんていう試みはまだ10年も20年も先のことかもしれない。

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