オーストラリアのメルボルンに到着。いやいや、いつも来る航路だがとにかく長い。パリからだと24時間近くの移動。東京からアフリカに行った時にかかった32時間の旅に次ぐ、地の最果てへの道のりといったところか・・・ だんだん老骨に鞭打って旅している自分を感じる。
南半球のこちらは今は冬。日本で言うと、11月から12月くらいの気候かな。
オーストラリアは英語圏といっても、独特の文化、表現、物の見方があり、ちょっと一味ちがう。例えば、挨拶で交わす最初の一言は北半球の英語圏だと「Hello!」だが、こちらでは「Good Day!」(表記はG'day、発音はGudei という感じ)。
「でも、全ての人がいつも良い日を過ごしているわけでなく、悪い日もあるのにどうしてそんな言い方をするの?」とMon mari に聞いたら、「君、今日もいい日を過ごしているかい?」という形式的な意味が込められているとのこと。随分、おせっかいな挨拶だな、と思った。
また、多くの名詞の語尾に「ie (イー)」がつく。例えば、オーストラリア人はオージー、バーベキューはバービー、フットボールはフッティー、モスキート(蚊)はモジー、ホット・ウォーター・ボトル(湯たんぽ)はホッティー、などなど。あと、英国人はりんご(Pomme)のように赤いほっぺたをしている(いた)、という比喩から、ポミーと言われる。
オーストラリアは南太平洋の下、ほぼ南極に近い。どうしても世界から隔絶し、忘れられてしまう存在。で、Down Underなんていう欧州の帝国主義的なものの見方に断固抗議する意味で、上の画像のような「逆さの世界地図」を作ってしまい、オーストラリア独自の世界地図として立派に存在する。オーストラリアが北半球で世界の中心になっているこの「Top Up」(?)な地図、私は結構気に入っている。
そう言われてみると、地球は丸いのになぜ欧州、アメリカ、日本などは北半球なのか?南になってもおかしくない。日本が東、ヨーロッパが西というのも随分勝手な解釈だ。職場のようにたまには配置転換してもいいと思う。
ということで、メルボルン市内、近郊に滞在する予定なので、また折々にオージー生活の報告をいたします。
2 件のコメント:
フェリン猫姫さま、こんにちは。machikoです。オーストラリアに行かれているのですね!長旅おつかれさまです。逆さの世界地図面白いですね。でもこれを見ていると、なぜか上から物が落っこちてきそうな気持ちになります。既存の世界地図が頭の中に刷り込まれているからですね・・。
Machikoさん、コメントありがとうございます。確かに既存の地図を見てから逆さの地図を見ると違和感がありますね。でもオージーの気持ちもわかります。日本で見る世界地図は日本と太平洋が真ん中、欧州で見ると欧州と大西洋が真ん中です。北半球の東西は変えられるのに南北は変えられないというのは変ですよね。きっとブラジルとか南アの人も同じ気持ちかもしれません・・・
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