2009年8月7日金曜日

日本語渇望と散髪

最近、独語(ドイツ語ではない!独り言)が増えている。アブナイ、アブナイ・・・
日本語を話す機会が少ないので、一人でブツブツ日本語の世界に浸る・・・たまに日本人と会うと、すごく嬉しくて会話がはずむ、というか立て板に水の如くしゃべりまくる。

先日、日本人のお宅にお邪魔した。目的はヘアカットと日本語でのおしゃべり。

海外にいると、よい美容師さんにめぐり会うのは難しい。技術云々というより、日本人の髪質や好みのスタイルを理解している現地の美容師は少ない。黙って相手に任せていると東洋人というイメージだけで市松人形の如く、時代錯誤な姿にされてしまう。
ということで、途上国以外の海外にいる時は可能な限り日本人の美容師さんを探す。パリでも何人かいるようだが、去年やっといい方にめぐり会えた。

上の写真は、トモミさんと、可愛いお嬢さんのナオミちゃん。トモミさんは、ファッション雑誌の写真撮影にアテンドするヘア・デザイナー。パリにいる世界の トップクラスのモデルさんのヘアメイクをしているそうだ。そんな方が私の針金頭を丁寧に散髪してくださり、ほんとこの上なく有難く、光栄である。そして、 髪を切ってもらう間は、途切れない愚痴と世間話。溜まっていたものをはき出して髪とともに気持ちもすっきりした。

ダンナ様はアルゼンチン出身のデザイナー。現在パリのオペラ・ガルニエ近くに10月オープンする予定のユニクロの仕事に携わっておられる。ユニクロは日本ではすごいブームだけど、ヨーロッパ受けはあまりよくないようで(ロンドンは今ひとつ)、パリではどうなるかと期待と不安が混じっているそうだ。私も10月になったら、オープニングをのぞきにいってみましょう。

ということで、今回は下のようにすっきりカットしていただきました。ありがとう、トモミさん!


3 件のコメント:

Y. さんのコメント...

I know exactly what you mean ~ the haircut part.

ayacat さんのコメント...

独語と外国生活でのヘアー・カットの悩み、分かるわかる分かる! こちらはいつもMOMOcatに話しかけているか、亡きダーリンにブツブツ嬉しいことや悲しいことを話しかけています。このあいだは庭で「あーあ、バラがだめになちゃった、K、どうする?」とやって隣の家に恥ずかしかった。孤独とか悲哀とか大げさなことでなく、おしゃべりだから癖なのね。猫姫さん都は状況が違うけど。ヘアーは私は自分でカットしてました。アメリカでも猛烈「オリエンタル」にされるから。クレオパトラにされたことも。
私の独語は年もあってもしかしたら、
Dementia の初期か?多幸感がでてきてら、あぶない、あぶない。

フェリン猫姫 さんのコメント...

Yさん、Ayacatさん、コメントありがとうございます。やはり外国生活をされた方は皆、ヘアカットには苦労されているようですね。私はどうしてもいい美容師にめぐりあえないときは前髪だけ自分で切り、1年くらい放って伸ばしてロングにしてました。1年後、日本い戻ったときに思いっきり、バサっと散髪。最終的にはこれしかないですね・・・。独語はある意味、ストレス解消にもなるかもしれません。あまり多いと確かにアブナイですが。