2010年3月11日木曜日

保育事情

Mon mari の職場に併設されている保育園。うちのベランダから見える。毎朝、元気に子どもたちがはしゃいで遊んでいる。その声が我が家までとどろく。
職場に保育園なんて恵まれているのだろう。

フランスやイギリスでは、地域での保育体制が充実している印象がある。
日本のように待機児童なんて聞いたことないし、お母さんの勤務形態によって保育を柔軟に受け入れてくれるそうだ。例えば、午前中だけとか、週2ー3日だけとかでも大丈夫。

日本の保育園はフルタイム勤務を対象に朝から夕方まで、月曜から金曜まで保育と一律的で、ゼロか100のシステム、そのBetweenがない。
最近はフルタイムだけでなく、時々自宅勤務する人や、毎日職場に行かない人もいる。そういう人はなかなか優先的に受け入れてもらえないそうだ。

例えば、週3日でいい児童が2人いたら、1人分の枠の中に2人が受け入れられるように工夫できないのだろうか?
仕事のスタイルも多様化しているので受け入れのルールを柔軟化すると、少しは待機児童が減るような気もする。
子ども手当てより受け入れの仕組みを拡大することがはるかに大切と感じる。

2 件のコメント:

サヨクマ さんのコメント...

わー、かわいい託児所ですね。
職場に託児所がある環境は本当に
恵まれていると思います。

昨年、ドイツで行政機関を回った
時も、GTZの敷地内に託児施設が
ありました。夏休みだったせいか、
GTZのロビーを子供達が親達と
手をつないで歩いている姿を見て
うらやましいなと思いました。

先日新聞の広告で、「女性の品格」
というベストセラーを書かれた
坂東真理子さんの育児・仕事両立
マニュアルのエッセンスが書かれて
いましたが、冒頭に
「職場では家庭を匂わせるな」
「家庭は仕事である程度地位を
確立させてから」
というような箇条書きがあり、
ぶっ飛びました。

きっと、そういう時代に両立されて
きた方なので、今よりももっとご苦労が
あったと思うのですが、現代の
女性に向けて提言してしまうには
ちょっとどうかなぁ、と。

確かに、仕事がひと段落してから
家庭(子供)というのは納得できる
のですが、それが少子化の原因の
一つでもあるのではないかなと。

職場ではなるべく家庭(子供)を
匂わせたくないけれど、それを
消すのは並大抵のことではないと
思います。
このご時勢にこのような本を出すこと
によって、ますます働く母の立場が
弱くなってしまうのではないかなぁと
危惧したりもします。

まぁ本文を読んでないので、実際の
メッセージは別のところにあるのかも
しれません。

はあー、いずれにせよ日本は
女性・家庭については途上国です。

フェリン猫姫 さんのコメント...

職場で家庭を匂わせるな、というの
は職場の環境にもよるでしょうね。
男性が多いところだとなかなかできな
いのかもしれません。女性が多けれ
ば、やっぱり理解も高まるので、家庭
や子どもを出してもそれほど抵抗感は
もたれないような感じがします。
それにしても「女性の品格」の著者、
お高く気取っているのが女性の品格と
思っているのか・・・ 品格といっても
所詮は人間、弱いところも醜いところ
もあります。そういうところを理解し
て受け入れる心をもつのが女性とし
て、人間として真の品格があるのでは
ないかと思います。
ジェンダーでよく言われるのが、意外
に女性の方が女性差別をする傾向があ
る、というのはこのことですね。
あまりベストセラーに振り回されない
ように、勝間本とか絶対に読んじゃだ
めですよ!