2010年2月20日土曜日

アバン・ギャルドな家電

フランスでは時々不思議な機能や物をを目にする。

例えば我が家のキッチンにあるガス・テーブル。上がコンロで、下がオーブングリルになっている。
このオーブン、開けると下のオーブンはガス、上のグリルの導火線は電気機能になっている。Mon mari は同じ空間の中でガスと電気を並存させるのは見たことがない、と最初、すごい驚いていた。確かにガスならガスで統一するのが普通だと思うが・・・

フランスのエンジニアリングは時々、このようにアングロ・サクソンの国では考えられない不思議な機能があるそうだ。まあ、ある意味、先進的、斬新的な科学技術を持っていると言えるのかもしれない。実際にアングロ方式に対抗するために、大陸用の尺度まで作って、英米以外の世界に普及させちゃったし・・・

で、昨日、家の近所の店の前を通った時、ショーウィンドーにある家電を見てぶったまげてしまった。

ガスコンロ、いや、電磁調理器の下にオーブン、その下に食器洗い機がついているのである。1台三役。日本でもここまでのものは作らないだろう。
ちょっとガラスが反射してるので見えにくいかもしれないが下の写真がその代物。
しかし、上のオーブンや調理器で200度近い電気を使い、その下で数十リットルの水をジャブジャブ流すなんて、感電とかの心配はないのかしら。考えるだけでも怖くなる。さすが、アバン・ギャルドなフランス人の発想。

Mon mari 曰く、パリのアパートのキッチンは狭いので苦肉の策の発想だろう、でも便利なんじゃない、とのコメント。ちなみに英国やオーストラリアではこういうのは売ってないそう。
しかし、私はここまでして食器洗い機を欲しいとは思わない。
買う人の勇気を尊敬してしまう・・・

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