2011年2月24日木曜日

地震の連帯

ニュージーランド、クライストチャーチの地震は甚大な被害を及ぼしている。
ニュージーランドは地震国。
阪神淡路の大震災のときに私は東京にいたが、ニュージーランドの友人から即、お見舞いの手紙が来た(当時はメールなどなかったので)。「自分の国も地震国なので、映像を見て本当に驚いて心が痛んだ。他人事ではないと思ったよ・・・」と。その温かい言葉に胸が一杯になった。

クライストチャーチは人口37万人たらずの小さな町。
一度だけ行ったことがあるが、市街地はこれっと言った観光地もなかったためか、ほとんど記憶に残っていない。
だけど、この小さな町に世界中からの緊急支援が集結している。
JICAの緊急援助隊も行っている。
JICAって途上国への援助だけではないというのを今回初めて学んだ。
地震による世界の連帯ができている。

ニュージーランドに初めて行ったときに、どうしてこんなに羊の多い国なんだろう、と思った。牧歌的というのを象徴するかのごとく、とにかく人が温かく親切で、平和な国。そして大自然が美しく、素晴らしい。
アングロサクソン系とポリネシア系のマオリ族との融和も進み、社会がうまく調和しており、民族間の対立はない。
メラネシア系のアボリジニーとまだ社会的摩擦があるオージーとはかなり異なる。
ニュージーランドに行った人は皆、この国を好きになると思う。

そんな国に期待を持って日本人の学生さんも語学研修に来たのだろう。でもまさかこんな災害に見舞われるなどとは想像もしなかっただろう。かける言葉もみつからない。

My thoughts are with you and your family in this difficult time.....

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