前回に続いて、フランス北部のカレー(Calais)市についてのお話をちょっと・・・カレーはドーバー海峡をはさみ、イギリスに一番近い港街。なので、フェリーやチャンネルトンネルなどの終着点として有名である。もともとはフツーの田舎の街、特段何もないところ。目だった産業や観光もない。
まあ、あえて言うと、まずトンネルが始まった街として、記念物的な扱いになっている。上の写真は、町の交差点に突然現れる、本物のDrilling Head (掘削機の頭の部分)。頑張って掘ったトンネルを記念して実際に使った機械の一部が飾られている。フランスの誇りのよう。
英仏海峡トンネルはおよそ38キロメートルで、世界一長い海底トンネル。60年代に計画策定を開始、70年代後半に掘り始めて、途中中断もあったが90年貫通、94年に開通式を迎えた、苦労を重ねて掘りあげたそうだ。ちなみに、日本の技術も取り入れられたとか、確かプロジェクトXで放映していたように記憶している。

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