ノルマンディーとブルターニュの境に位置する、遠浅に浮かぶ小島。
日本語にすると「大天使ミカエルの岩山」。
潮の干満が激しく、満潮になると海に浮かぶ孤島になるが、近年、島と陸を結ぶ道路(堤防)ができてから、周辺に大量の砂が堆積し、かつての孤島の景観が失われているそうだ。そのため、近いうちに道路を取り壊して、長い橋を作る工事が計画されているとか・・・。
実際に島の中を歩くと観光客でごったがえしていて、みやげ物屋が軒を連ね、レストランも観光地ずれしていてあまり親切でない。大聖堂や修道院も長蛇の列に並んで入るので、島に来ると幻滅して帰る観光客も多いらしい。
私たちが行ったときはそれほど大量の観光客はいなかったが、ふもとで見るより遠くから見る富士山の方が美しいように、モンサンミッシェルも島の中にいるより、遠くから見るほうがはるかに感慨深いものがある。
姉と二人で、「もう二度とこの島に来ることはないから、いい冥土のみやげになったね・・・」と、ほとんどおばあちゃんのセリフを語り合った・・・
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