OECDはパリの、とりわけ高級住宅地の真ん中にあり、メンバー国は先進国なので、「リッチクラブ」とも揶揄されている。
上の建物はChâteau de la Muette(ミュエット城)、通称シャトーとも呼ばれ、第二次大戦後のヨーロッパ復興の会議が開かれ、有名な「マーシャル・プラン」が打ち出された場所である。 OECDはとにかく会議の多い機関でもある。
みんな、真剣に話している。時々、トンチンカンで脈略のない話をする人もいるが皆、まじめに聞いている。つくづく会議とは知性より度胸だと思う。
ノミの心臓の私はそういう人の心臓の半分でいいから欲しい・・・
会議に出ていつも思うのは、どうしてこんな抽象的で意味不明なことをダラダラと何度にもわったって話しているにも拘わらず、ああでもない、こうでもない、とワサワサ、右往左往しているうちに、いつの間にか立派な活動や成果ができあがってしまうのか、それが本当に不思議な現象。あんまり意味ないと思って高をくくっていると、思わず「こんなことになったのか」と驚くことが多くある。
退屈な会議と思っていても、まさに「継続は力なり」の見本である。
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