2009年7月29日水曜日

ロールシャッハテスト (日英の違い)

上の写真、サイドバーにある私の自己紹介で使っているものである。このブログを立ち上げたときに、Mon mari(我が夫)に披露した。
日本語が読めない英国人なので、画像やイメージだけをあれこれと眺めていた。
そしてこの写真を見て一言・・・


Mon mari:  なんだ、これは猫のティーポットか?

わたし:  へぇっ???(一瞬絶句)..... こ、これがティーポット?、なんで?
私には金魚鉢を覗いている猫に見えるんだけど・・・

Mon mari:  そうかぁ・・・?(真顔で) でもティーポットに見えるよ!

わたし: ...... (以降、失語状態)。

冗談なのか、と思いつつも、いや、さすが、紅茶にとりつかれている国民だけあって、同じ画像でも随分違った認識をするものと驚いた。

しかしよく考えると、英国で金魚を飼っている家庭を見たことがないし、このような丸い金魚鉢もお店などで目にしたことがない。
確か、ヨーロッパのどこかの国では、球状の金魚鉢の中で金魚を飼ってはいけない条例ができたとか聞いたことがある。魚は池か水槽タンクで泳ぐべきと考えているのかもしれない。

ということは、これって日本特有の飼育法なのか・・・?
そう考えると彼がティーポットと見たのも納得がいく。

習慣の違いによって、ロールシャッハテストの結果もこんなに違うなんて・・・意外な発見だった。

2009年7月26日日曜日

オリンピックの光と影

今朝BBCで、Olympic Evictionに関する特集を観た。
「2012年ロンドン・オリンピックに伴う強制立ち退き」、大規模イベントに付き物の問題だが、ロンドンのことはまだ海外ではあまり知られてない。が、かなり深刻らしい。北京オリンピック程の大量立ち退きではないようだが、ロンドン東部の一角に選手村などの関連施設を建設するために、そこに居住する500人近くの住民と、200もの会社や工場は1ヶ月以内に立ち退きを命じられてい る。ロンドン市東部はアフリカ系やアジア系などのマイノリティが多く住む地域で、ある区域に入ると突然目の前にリトル・インディア、リトル・アフリカが現われ、しばらくロンドンにいることを忘れてしまうほどである。スラム開発を経験した者として断言できるのは、どの国でもEvictionの対象になるのは いつも社会の底辺にいる人々だ。

ロンドン開発局 (London Development Agency: LDA) は、住民や事業主と交渉を継続しているが、難航状態となっている。通常Evictionは、立ち退きそのものより、立ち退き後の安定した生計や住環境を保証できないことが大きな問題となる。ロンドンの地価は世界一高く、普通の労働者が手ごろな価格の住居を手に入れるのは至難の技である。住民たちはLDAから補償金をもらっても市内に住居を購入できないので、必然的にロンドン郊外、もしくは地方に移転しなければならない。あらたな就職や子どもの養育など、生活環境に大きな変化が予想されるため、当然多くの住民は拒否している。また零細企業の事業主は、移転には想定以上のコストがかかるため立ち退きは不可能と主張している。

2016年には東京オリンピックを招致する計画が進んでいるようだが、似たような問題は浮上していないのだろうか?埋立地だから特に住民とのトラブルはないのだろうか。例えば、築地卸売市場移転は施設の老朽化というお題目的理由はあるが、実はオリンピックのプレスセンターを設けるための手段とも聞いた。それを考えると築地の移転もオリンピックに関連した政治的Evictionの一つと言えるだろう。
4000億円もかけて、東京オリンピックをする意味はどこにあるのだろうか?公共工事や興行で短期的な収入はあっても、2週間の祭りが終わった後で建物以外に何が残るのか。長期的な生活の豊かさにつながるとは考えにくい。

オリンピックの陰で抑圧されている人々を考えると、単純に歓喜して観戦はできなくなりそうである。

2009年7月25日土曜日

猫と私

いつごろから猫が好きだったか・・・ 物心がついた頃には猫がいつもそばにいた。もう何匹の猫と暮らしたかも覚えていない。犬も嫌いではないけれど、子どもの時、歩いていたら突然野良犬に追いかけられ、ものすごく怖い目に遭って以来トラウマが抜けない。犬は嬉しくて興奮するとすぐ飛びかかったり、なめまわすけど、私はあれが苦手。

猫は人間との心地よい距離を保ってくれる。自分勝手だけど、空気を読むことができる。こちらが機嫌が悪いとすぐ察して寄りつかないが、落ち込んだり悲しんでいるときはそっと寄ってきてずっと傍にいてくれる。受験に失敗した時、失恋した時、就職試験に落ちた時、ベッドで泣いていると、代々の猫たちは必ずゴロゴロ喉を鳴らしながら来てくれた。何度となく慰めてもらったことか。

私も猫に負けないように「猫の気持ち」がわかるようにこれからも猫研究に精進しよう。写真は私が幼稚園のころにいた「ゴンベ」という猫。たくさん遊んでくれていっぱい愛してもらった最高のパートナー。ありがとうね。 フェリン

2009年7月24日金曜日

Enchante


はじめまして。
フェリン(Feline:正式にはフィラインと発音するそうですが)と申します。
Late Starterですが、今日からブログ開始です。猫のつぶやき、時々聞いてください。上の画像は、わちふぃーるどに住んでいる「ダヤン君」です。彼は最近、パリの子猫国際会議に招かれたそうです。

ダヤンとパリのこねこ会議 白泉社